記念部屋

□10万HIT記念
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もうどれくらい会ってないのだろう

いつも、ふとした時に想うのは

ずっと恋焦がれている彼女のこと


彼女・・・黒沼と出会ったのは高校の時

いつの間にか恋をして

たくさんすれ違ったけど

やっと想いが届いたのは高校二年のとき


お互い初めての彼氏と彼女の関係に

戸惑いながらも少しずつ育んできた


黒沼への想いは高校を卒業した今でも変わらない


否、むしろあの時以上に

彼女への想いは加速している


どんなに時が流れても

何度同じ季節を過ごしても


この想いはきっと無くなることはない



高校卒業後はお互い違う大学へと進んだ

黒沼は教師になる夢を叶えるために教育大学へ

俺も同じ教師なんだけど・・・体育教師


もともとデキが違うのもあって

目指すのが同じ教師でも大学は別々になった


不安が無かったと言えば嘘になる

もともと、独占欲が強い俺


だけど、新しい生活が始まって

もう3ヶ月ほどが過ぎようとしている

慣れない生活の中でもお互いの時間を合わせては

会う時間もちゃんと確保して

不安を感じないようにしていた


だけど・・・もう・・・一週間になる

指折り数えてみると片手は越えてしまった


高校時代、片想いのときは抜きにしても

恋人になってからは一週間も会えない日はなかった


彼女不足というのか・・・

もう無理・・・

限界・・・


だけど・・・“風邪を引いてしまって”と

メールが来たのが四日前

もともと、その日に会う約束をしていて

直ぐに電話したら、出た彼女の声に驚いた


可愛い彼女の声がっ!


“こんな声を風早くんに聞かせてごめんなさい〜”


声は変わっていたけど、その言葉に

いつもの彼女が簡単に想像できて

嬉しくて少し安心した


そして、それからメールはするものの

何故だか会う約束が出来なくて

正直今までこんなことが無かったのもあって


言えない・・・

なんか・・こう、恥ずかしいと言うか・・・


“好き”と言うよりも恥ずかしいかも・・・


でも・・・


昨日、熱は下がったってメールがきてた

今日は土曜日、このままは辛い



「もしもし」

「あ、黒沼?」


我慢できず、電話をしてみた

声を聞くのもあの時以来

それだけで愛しさが込み上げてくる


「風早くん、まだこんな声でごめんね」

「全然!こっちこそ、ごめんな!電話しちゃって!
声が聞きたかったんだ///ど、どう?」

「あ、うん///声はまだこんなんだけど
熱は下がったし元気だよ」

「そっか、良かった・・・」


もう熱も下がったなら会えるよな?

ほんの少しでも・・・


「く、黒沼!あ、あのさ・・・」

「どうしたの?」

「あ・あ・あ・あ・あ・・・・・雨止んだな!」

「あっ、そうだね!結構降ってたもんね」


違うだろーーーーーーっっ!俺!

何、言ってんだよ!


「あ・あ・あ・あ・あ・会い・・・アイスって何が好き?」

「アイス?」


アイスってなに?

そんなの聞いてどうすんの?俺!


「やっぱり、バニラかなあ?ストロベリーも好きだよ?」


へぇ!バニラにストロベリーかあ!

なんか彼女らしいなあ!

って、違うだろ!!


「ち・違うんだ!!!」


このままだと、今日は最悪な土曜になる!

今日だけじゃない!もう二度と会えないかも!


「黒沼!」



「会いたいんだ!」と叫んでみました。


「私も、ずっと会いたいって思ってたよ///
でも、なんか言えなくて・・・///」

「そっか、同じだね!///
き・今日、会える?少しでも良いんだ!///」

「うん///」









10万HITありがとうございます
記念第一段になります
ちょっとへたれ過ぎるだろぉ(笑)
でも、そんな彼が好きです
これからも、こんな翠を見捨てずにお願いします
本当にありがとうございました
大好きです




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