記念部屋

□10万HIT記念
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うーーーーーん!!!

さっきから頭を抱えているのは・・・風早くん

どうしたんだろう?

何かあったのかな?


「あれ・・・どうしたの?」

「あ・あやねちゃん・・・私にもよくわからなくて・・・」

「あんたにも言わないの?」

「う・・・ん・・・聞いては見たのだけれど・・・」



「貞子ーーーお客さん!」


名前を呼ばれた先には・・・


「あ・・・ごめんあやねちゃん!ちょっと・・・」

隣のクラスの委員長だった

慌てて向かうとプリントを持ってきてくれていた


「わわ!!すみません!」

「ははっ!ピンに捕まちゃってさ!」


隣の学級委員の彼とは委員で一緒になって

私とも自然に話をしてくれる良い人っ!


「じゃあねまた委員会で!」

「あっ!はい!」


「あいつ誰?」

「あ・・・」


彼を見送っているとあやねちゃんが後ろに来ていた


「彼は隣のクラスの委員長だよ?」

「そういえば3年になってからよくみるわね」

「そうかな?」


あ・・・確かに隣のクラスと言う事もあって

一緒にする事が多いかも・・・

今ままでは・・・誰も一緒にやってくれなかったのに・・・


「私なんかと一緒にやってくれる良い人なの!!!!」

「なるほどね!」

「?????」

「風早よ!風早!解っちゃったかも?」

「え??あやねちゃん解るの?」

「まあね・・・」


エスパー???


「あ・あれは・・・やっぱり悩んでるのでしょうか?」

「そうね・・・悩んでると言うか・・・葛藤と言うか」

「私じゃお役に立てないかな?」

「・・・・・・・・・そうね(にやり)」


何に悩んでるのだろう?

私には言えない様な事なんだよね?

言って欲しいけど・・・無理には聞けないし・・・

それなら少しでもお役に立ちたいな


「励ましてやったら?」

「は・励ます?」

「落ち込んでるんじゃない?あいつ」

「落ち込んでるって!何に!!」


(落ち込んでる訳じゃないけど、この子に爽子が男と話してるの見て
風早が嫉妬してるなんて言ってもわかんないだろうしね・・・逆に気付かせるよりも・・・・)



「あんたさ・・・風早の良い所いっぱい知ってるよね?」

「も・もちろん!」

「きっとさ、自信無くしてるかも知れないから良い所言ってあげたら?」

「そ・そんなことで?」

「充分よ!最後に大好き!でも言ってあげれば?」

「そ・そ・そ・それは無理ですーーーーーーっっ!!/////」


恥かし過ぎる!!///

でも・・・私で出来ることなら・・・うん!

だ・大好きは無理だけど






「風早くん?」

「ん?」


帰り道、心なしかやっぱり元気ない?

いつもは繋がれる手が今日は寂しい


「あ・あの、ちょっと、言いたいことが・・・」

「え?」

「か・風早くんは・・・今も昔も私の憧れです!///」

「へ?」

「か・彼氏彼女になっても変わりません!優しくて、楽しくって、人気者で・・・」

「ちょ・・・///」

「誰にでも分け隔てなくて・・・」


違う・・・私・・・

たくさん風早くんの良い所知ってる

だけど・・・今、私は


「時々、子供みたいに拗ねる姿も・・・真っ赤になっててれる姿」


私だけが知ってる風早くん

私は・・・そんな風早くんが・・・


「我侭な所があって、ちょっと短期で・・・」


ずっと俯いていた顔を上げると少し複雑な顔をした風早くん

そんな表情は私だけ?


「好き・・・大好き・・・」



励まそうと努力してみました。


そして、また想いが溢れてきて、零れた・・・


「黒沼・・・」

「どんな風早くんも・・・大好き・・・///」

「!!!!!!/////」


暖かい温もりに包まれた

風早くんの匂い

柔らかな感触


「ごめん・・・なんか俺、情けないな」

「そんな!私ったら、励ますつもりが・・・」

「励ます?」

「あやねちゃんが風早くんが落ち込んでるみたいだって・・・」

「っ!!そ・そっか・・・(あいつ解ってて!!)
 でもさ、落ち込んでたんじゃないよ?」

「ええ??」

「嫉妬してたんだよ!///」

「嫉妬??」


嫉妬って・・・やきもち?

誰が?誰に?


「他の男子と仲良くしてる黒沼に嫉妬してたんだよ!///」

「ええ??私??」

「ははっ!他に誰に嫉妬するんだよ」

「あ・・・」

「ん?」

「笑った・・・」


やっと見れた

大好きな笑顔







記念SS第四段になります
今回、好き好き言い過ぎ
ちっ!風早め
楽しんで頂けてますでしょうか
楽しみに来てくださってる女神様がいてる事を祈ってます
次回は一番の難関です(笑)
お付き合いありがとうございました



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