君☆届シリーズとお礼

□☆No girlsシリーズ☆彡
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No girls〜至らない嫁?〜



今日は翔太くんの会社の交流会で

奥様同伴と言うことで私も一緒にやってきたの

翔太くんと結婚して2年

翔太くんは、やっぱり社会人になっても人気者で

最低でも月に一回はこうやって交流会に呼ばれている

本当はもっと誘われているようだけど

私に気を遣って月に一回だけ参加している


一度、゛もう少し行ってもよいよ?“と言ったら

翔太くんは゛少しでも爽子といたいの!“と言ってくれて///


そして、今回は初めて私も一緒の交流会だった


仲の良い人がアウトドアが好きみたいで

皆でキャンプに行く事になった


私はキャンプなんて初めてで凄く楽しみだったのだけど

翔太くんは直前まで

゛嫌なら無理に行かなくていいからね“

と言い続けてくれた

きっと人付き合いの苦手な私への気遣い

付き合ってからもう10年が過ぎようとしていたけど

翔太くんの優しさは何も変わらない




・・・・・・・・・・・・・・・・・

奥様三人にじーーーっと見られているのに気付く

何だろ?私、なんかしちゃった?


「ふふっ!隠したくなるわけだ?」

「ホント!いつか会いたかったのよ?」

「会うたびに言ってたのにね〜」

「え?皆様は初めてじゃないんですか?」


「奥さん同伴は月に一回はしてるわよ?」


!!!!!!!!!!!!!!


結婚して二年も経つのに知らなかった

どうして?

翔太くんは私を皆に会わせたくないのかな?

私じゃ恥ずかしいのかな?


「ーーーーーーーーっっ」

我慢しようとしているのに目頭が熱くなってくる


「やだ!どうしたの?」

「風早さん?」

「私、余計な事言っちゃったかしら?」

「いえ・・・・・・ご・ごめん・・・なさい・・・」


「爽子?」


翔太くんと他の旦那様も驚いて集まってきた

折角の楽しい時間なのに!

こんなんだから翔太くんも嫌なのかな?

私は恥ずかしい奥さんなのかな?


「風早くん!ごめんね!余計な事言っちゃった」

「ち・違います!違うんです!!」

「どうしたの?爽子?」


優しい瞳を向けられると余計に悲しくなる


「ごめんなさい!至らない奥さんでごめんなさい!」

「「「「「「「え???」」」」」」」

「わ、私・・・初めて参加させてもらったのに・・・・・
知らなくて・・・」


自分が言いたい事が上手く言えない

言葉にすると情けなくなっていく


「私が至らないから・・・・・・
会わせたくなかったんだよね」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ぷっ!」

「ふふっ!」


一斉に皆が笑いはじめた


ええ?私、何か可笑しなことを?

流れていた泪は一気に乾いていく


翔太くんは何故か真っ赤になって

口に手を当てている・・・・・照れてる?

それはいつもの照れた仕草


「「「「「「可愛いーーーーーーーー!」」」」」」

「ぷっ!翔太!言ってやれよ〜」

「そうよ〜ふふっ!」


「「「「「「俺の爽子なの!勿体ない!」」」」」」

「え?」


「風早くんはね〜何度言っても会わせてくれなかったのよ?」

「それはね、奥さんが大好きだからよ?」

「ええーーーーーーーーっっ」

「う・うるさ〜い!!」


そうなの?嬉しい・・・

嬉しいけど・・・


「翔太くん・・・私も皆さんと会いたいな・・・」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!解ったよ!」

「わあ!ありがとう!」

「「「「「「////////////////」」」」」」


「もう〜〜〜〜〜〜っっ!爽子は俺のだからね!」


翔太くんに引き寄せられ、腕にすっぽりと包まれてしまう

わっ!みんなの前なのに!/////


翔太くん・・・私、頑張るからね!

翔太くんの奥さんとして恥じないようにするね!







二人の結婚後の話を!と言ってくださる女神様が
居てくださり、何故か私の脳内に浮かばなくて・・・
ずっと考えていたのですが
シリーズの真似事をしてみました
あははっ!そうです!シリーズ化を目論んでます(笑)
明日はNo boysを更新予定です
読んでくださると嬉しいです
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