記念部屋
□20万HIT記念
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「あんたら・・・板についてきたわよね?」
「は?」
「板?」
「二人でハモらないの!こっちが恥ずかしくなるわ」
そんな事言ったって・・・///
突然、“板についてきた”ってなんだよ・・・
隣に座っている彼女と目が合って
お互い恥ずかしくなって目を逸らす
可愛いなちくしょう!
付き合い始めてもうすぐ半年が過ぎようとしてるのに
何度も二人で過ごしてきたのに
半年経ってもまだ何も慣れない
夏が過ぎて寒い冬がやってくる
もうすぐ冬休みだ
北海道の冬休みは早い
冬って色々イベントがあるよな〜なんて考えてると
チクリと視線を感じて視線を追えば呆れた顔の矢野
「な、何?///」
やばっ・・・嫌な予感
「デレデレと・・・」
ため息混じりにそう言われれば顔に熱が籠もる
デレデレって・・・
「なんだよそれ!」
俺がいつデレデレしたんだよ!
そう言われて恥ずかしさに思わず声を荒げてしまう
「解ってないのがまた、厄介よね・・・」
「風早!爽子はやらんぞ!!」
解ってないって・・・何をだよ・・・
しかも、何故だか吉田まで意味のわからないことを叫んでるし
ってか、黒沼は俺の彼女なの///
そんな事、言えないけど///
「また、赤くなって何考えてるんだか・・・」
「なっ、何もないよ!」
「ねえ、爽子はなんで風早なの?」
「なっ/////」
反応したのは紛れも無く、俺
何を聞き出すんだ!
いや、聞いてくれても良いけど・・・
寧ろ・・・俺が聞きたい
はっ!もし、別に好きじゃない・・・
みたいな事言われたら?
俺の一人相撲だったら?
それ、かなり堪える
暫く立ち直れないぞ?俺
黒沼は俺の彼女だよな?
俺の妄想じゃないよな?
「え?そ・それは・・・///」
顔を真っ赤にさせて俯いてしまった彼女
その反応は・・・期待していいよな?
な?
「風早くんだから・・です///」
「ぶっ/////」
なに・・・?
萌え死にさせたいの?
俺はもう顔を上げてられなくて腕で顔を隠した
ヤバイ・・・兎に角、ヤバイ
なんか、なんか、無性に嬉しい
自分の存在を受け入れてもらった様な・・・
「なんだよそれーー!」
「じゃあ、風早のどこが好き?」
「なっ///ちょっと・・・なに?もう良いだろ!///」
「わっ、顔真っ赤!」
「/////モウイイデス、ヤメテクダサイ」
これ以上は無理だ!
本当に心臓が止まって死んじゃう
「なんで片言?」
「ははっ情けないな!風早ー!」
もう、どうでも良いから・・・
これ以上はキャパオーバーです
面白そうに笑う二人にむかつくけど感謝
兎に角!
恋愛初心者の俺にはこれ以上は無理なんだよ!
「じゃあさ、あんたはどうなのよ?」
「はっ?」
「風早は爽子のどこが好きなの?」
「なっ///良いだろそんなの!」
「爽子は可愛いからなー」
「可愛いけど・・・ある意味わからないわよね・・・」
「こう、ギュッてしたくなるんだよなー!」
「勿体ぶらなくてもいいじゃない、爽子も知りたいわよね?」
コクリと頷く黒沼に
言ってしまいたいけど・・・
ここで言えるほど心臓強くありません
「いいの!!俺が好きなんだからそれでいいの」
「ぷっ、やっぱりあんたら板に付いてきたわね・・・」
「だからなんだよそれ!///」
「ちゃんとカップルになってるって事よ」
「「//////」」
また、二人きりの時に・・・な
20万HITお礼SS甘い恋の「甘い言葉」
やっぱり甘いのが良いです
風早が1人で照れてるのが可笑しくてむかつく(笑)
むず痒くなって頂けたら嬉しいです(笑)
いつも、ありがとうございます
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