Una novela

□子分と不憫さん
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『じゃちょっといってくるな。俺が出たらちゃんと鍵しめとくんやで!チャイムなってもぜっっったいに出たらあかんよ!』
『わかったからさっさと行けよ!』
何度目かわからないスペインのセリフに苛立ち鳩尾に頭突きをいれる
『ちょ・・・ロマ・・・』
『時間に遅れンだろうが大事な話って言ってたじゃねぇか!』
『やってぇ。心配なんやもん・・・』
『もんとかつけても気持悪いんだよ!』
『ひどっ・・・!』
『さっさと行け!』
『〜!絶対出たらあかんからな!絶対やで!』
『さっさと行かねぇと出て行くぞこのやろぉ!』
『!それはやめたって!行く!行くから!』
『最初からそうしてりゃいいんだよ・・・』
スペインがやっと家を出発する
どれだけ心配しているんだろうか
俺のことなんかほっておけばいいのに
さっきまでとは違い静かになる部屋
『まだはえぇけどシエスタするか・・・』



ピンポーン

静かな家にチャイムがなり響く
『んぁ。スペインの野郎帰ってきたのか?』
だがまだ30分も立っていない
どんどんどんどんどんどん
『んだよ・・・うっせぇな・・・』
『おい!スペインいるか?おーい!』
個性的な声を出しドアが外れるほどの力でたたく
『げっ。この声って』
『お・・・誰かいんのか?おーいスペインいるか?』
『スッ、スペインなら出かけてるぞこのやろー!』
『ん。この声はロマーノちゃんか?なら待っとくから入れてくれよぉ』
『だっ誰がいれるか』
『なっ!いいじゃねぇか!俺様知り合いだろ!』
『お前なんか知り合いじゃねーよ!(お前目つきこえぇんだよ)』
『よし、わかったいいものをやる!だから入れてくれ!!』
『・・・いいもの?』
『おぉ!じゃがい『帰りやがれバッファンクーロ!』・・・』
『・・・ハァ。ならスペイン帰ってくるまで外で待っとく俺様偉いからな!』
『最初からそうしとけよ!それか帰れ!』
『・・・ロマーノちゃん俺の扱いひどくねぇか?』
『気のせいだろ(フンッ』
『あー。1人さび・・・楽しすぎるゼ!』
『・・・(早く帰れよ・・・)』
『こぉなったら暇つぶしにトマト食い荒らしてやる!!』
『!なっ、やめろ!』
いきおいよくドアを開けるロマーノ
『やっと開けてくれたなロマーノちゃん!俺様の勝ちだな!さすが俺様ケセセセセセ!』
ロマーノがドアを開けたのを見逃さず閉めようとするのを足で止め中に入ってくる
『お前騙しやがったなこのやろー!』
『違うぜ!ロマーノちゃん!これは戦りゃ『帰れ』さっさと出て行けよ!・・・グスッ』
泣き出すロマーノ
『ちょっ!なんで泣いてんだよっ!俺が泣かせたみてぇじゃねーか!』
『泣い・・・てねーよ・・・』
『いや、泣いてるじゃねぇか!こんな所スペインに見ら『ガシッ』!!』
プロイセンの頭に違和感
『プーちゃん・・・何しとるん?』
いつのまにか帰ってきていたスペインだ
プロイセンの顔がじょじょに青くなっていく
『いや・・・これはだな・・・とっとりあえずおちつ『何しとるんっていいよるんやけど?』・・・まっ』
『おっ俺は無実だっ!俺様は何もしてねぇ!なっロマーノちゃん!!!』
必死になるプロイセンがロマーノに助けを求めるように見る
『ひっ!!』
あまりの形相におびえるロマ
『・・・プーちゃん』
『なっなんだよ(汗』
プロイセンの顔に汗が1筋流れる
『なんや・・・俺のアックスが血ぃ。吸いたいらしいわ・・・』
『!!!』
『・・・ロマ』
さっきまでの顔と違いいつもの笑顔でロマを呼ぶスペイン
『なっなんだよ・・・』
『ちょっと部屋で待っとってな?すぐ終わるから』
『お、おぉ』
そうゆって自分の部屋へ向く
後ろの方でプロイセンが叫んでいるが無視だあのスペインを止めることはできない。だから部屋に行くだけだ!正直言うと怖いんだけどな・・・あのスペイン
『・・・(汗汗汗』
『さっ行こかプーちゃん・・・』
『どっどこにだよ・・・?』
『そんなの決まってるだろ?』
『(標準語になってるっつーの!!)』



『ぎゃあああああああああああああああ』









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