Inuyasha

□朔の夜
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「いてててっ!」


「ごめんね…我慢して?」


まだ見慣れない巫女装束姿のかごめは涙目で,かごめが手当てしているのは傷だらけの人間の犬夜叉。


「今日朔の日だったの忘れてて…ごめんね」


「なんでお前が謝るんだよ」


「だって…」


今朝いつものように犬夜叉は弥勒とともに妖怪退治に向かった。
だが妖怪を見つけだすのに時間がかかり夕暮れになってしまった頃妖怪は現れた。
当然犬夜叉は間に合わず戦っている最中に人間になってしまい,最終的には弥勒が倒したが,人間の犬夜叉を守りきれず,このようなことになってしまった。


「知っていたら行かせなかったのに…」


「お前も弥勒も大袈裟なんだよ」


「大袈裟じゃないよ!人間の姿でも妖力があるときと同じくらい無茶するんだから!」


「…それは…」


「やだよ…」


「かごめ…?」





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