Inuyasha
□イノチの重さ
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遠くの村に妖怪退治に行って,帰ってきた夜―――
「そういえばね…」
「ん?」
突然話し出すかごめに夕飯を食べながら,耳を傾ける犬夜叉。
「今日行った村に…将吉さんいたの」
「!!!」
犬夜叉はかごめの言葉に目の色を変え,かごめの肩に掴みかかった。
「なんかされなかったか!?」
「だ、大丈夫よ…」
「気をつけろよ。」
「もう…犬夜叉心配し過ぎよ」
「そうじゃねぇだろ。お前にとっては妖怪なんかより人間の男の方が厄介だろ…殺せねえしな」
「犬夜叉…あんたも考えてるのね!」
かごめの思わぬ発言にコケる犬夜叉。
「お前なぁ!」
「冗談よ。心配してくれてありがとう」
かごめは犬夜叉の頬に口付けをした。
「…不意打ちかよ////」
「もう…慣れないのね」
クスクス笑うかごめ。
翌日―――
将吉がかごめの小屋に訪ねてきた。
「かごめさま」
「し、将吉さん!!」
「てめぇ…」
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