Inuyasha

□大変だけど
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3年ぶりに戻ってきた戦国時代ではいろんなことがわかっていた。

犬夜叉と祝言を挙げて,巫女になって修行を始めて―――

余裕ができてきたころ,薬草を摘みに草原にいたとき,ふと隣の夫に聞いてみた。


「ねぇそういえば,鋼牙くんはどうしてるかなぁ…」


「な゙…気になんのかよ」


かごめはかつて共に戦い,時には自分を助けてくれた仲間として鋼牙が今どうしてるのか知りたかった。
だが犬夜叉はそんなこと考える余裕も相変わらずなく,もしかして好きなのかとさえ思った。


「そりゃー気になるわよ!」


犬夜叉の考えていることも知らずかごめは答えた。
すると犬夜叉は座っているかごめの正面に彼女と目線を合わせるように座った。


「な…なによっ//」


まっすぐ自分を見つめる彼の顔がどこまでも大人びていて,かごめは思わず赤面した。
そして彼の顔が近づいてくるのを感じ,目を閉じて待っていたが,唇と唇が触れる瞬間―――…


「かごめ〜!」


「「!!!」」


かごめは勢い良く犬夜叉を突き放した。
声の主はたった今噂をしていた鋼牙だった。


「こ,鋼牙くん!?」









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