Inuyasha
□2人の想い
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「かごめさま!!」
「北条くん!!」
一行は旅の途中で以前出会った北条秋時と再会した。
「おめぇ生きてたのか」
「犬夜叉…その言葉はないでしょ」
「あはは…」
「せっかくですから茶屋で話でもどうです?」
「けっ、おめーに話すことなんざねーよ」
「おすわり」
フギャッ
潰れた犬夜叉の目線に合わせるようにかごめがしゃがんで言った。
「あんたってなんでそういうことしか言えないのよ!」
「けっ、俺は本当のことを言ってるだけでい!」
「もう!(そういえば…)」
かごめは以前現代で秋時の子孫である北条くんに巻物を見せられ,秋時の妻のところに"かごめ"と書いてあったことを思い出し,その謎が未だに解けていなかった。
「もしかしたら,私…このまま北条くんと…?」
「!!!」
かごめは独り言のように小声で言ったつもりが,耳の優れた犬夜叉には聞こえてしまった。
「(かごめ…こいつと一緒になりてーのか?)」
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