Inuyasha
□再び
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犬夜叉と弥勒は妖怪退治のお礼にとお酒を貰ってきた。
それをみんなで飲もうと,楓の小屋に集合し,せっかくだからとかごめと珊瑚がご馳走を作り,みんなで夜を明かした。
1番に起きたのはかごめ。かごめは犬夜叉と寄り添って寝ていた。かごめの膝の上には七宝。弥勒,珊瑚と3人の子供たちは川の字になって寝ていた。かごめのすぐ横にはりん,そのそばに楓が眠っていた。
そしてその朝―――
かごめはみんなが寝ている間に顔を洗ってしまおうと外へ出たとき―――
「きゃぁっ!!」
かごめが悲鳴をあげ,その悲鳴でみんな飛び起きた。
「かごめっ!?」
「外に出ちゃダメ!!」
かごめの言葉で犬夜叉以外のみんなはピタッと止まった。
だが犬夜叉は暖簾を上げ外に出ると,かごめが血だらけになって倒れていた。
「か,かごめっ!!」
と,かごめに気をとられていると,村人が斧を持って襲いかかってきたが間一髪で避けた。
「早く!中に!!」
わけがわからず,とにかくかごめを抱えて小屋の中に入った。
「かごめちゃん!?」
「かごめ!!」
「かごめさま!?」
「かごめさま!?」
「かごめ!!」
みんながかごめを見ていっせいに驚いた。
犬夜叉はかごめを抱えて,壁際に座らせた。
「なんで村人たちが…」
「違う…あれは操られてるのよ!見たことある…あれは…」
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