Inuyasha

□君以外…
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犬夜叉に桔梗の墓参りに行くと言ったら,いつもみたいに強引に付いて来ることはせず,1人で大丈夫か?とかごめに問うと彼女は大丈夫と彼の優しさを感じながら返事をした。


「桔梗…」


桔梗のお墓に花を添える。桔梗の花―――花言葉は"永遠の愛"。


「桔梗にぴったりね…」


桔梗は犬夜叉と憎しみ合って死んでいった。でも桔梗はまた犬夜叉に会いたいと四魂の玉に願って,そして私に生まれ変わって四魂の玉とともに再びこの戦国の世に戻ってきた。桔梗は復活してからも犬夜叉のこと思い続けて―――最後まで彼を愛していた彼女は桔梗の花の花言葉そのものだ。


「…永遠なんてないと思ってた。だけどこの3年間犬夜叉と離れてわかったの。もう犬夜叉以外好きになれないって。この思いは永遠だって私は信じてるよ」


もちろん桔梗は答えてくれるはずないが,かごめは話題を変えてまた話し始めた。


「みんな元気よ。楓ばあちゃんも,弥勒さまも珊瑚ちゃんも…もちろん犬夜叉も。」


かごめは何を思ったのか涙を流し始めた。
涙が地面に落ちて染みていった。





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