Inuyasha
□永久に、ともに
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かごめが3年の時を経て現代から戻ってきたその夜―
村の人たちからたくさん野菜や果物をもらって楓の家でご馳走を作った。
「かごめ。ほれ、お前の着物じゃよ」
楓が持ってきたのは巫女装束。
「楓おばあちゃん…これっ…」
「これからはわしが引退するまでわしの手伝いしてくれるな?」
「…っうん!」
かごめの声は少し涙ぐんでいた。
みんなかごめを囲んで話をしているが,ふてくされているのに気づかれてない男が1人。
「犬夜叉!」
かごめは犬夜叉の隣に座った。
「なんだよ」
「なーにふてくされてんのよ」
「別に普通でい!」
そう言って犬夜叉は小屋から出て行ってしまった。
「なんじゃ犬夜叉のやつ…」
気づくとかごめは泣いていた。
それを見て珊瑚はかごめに近寄って頭を撫でてやった。
「私…戻ってこない方がよかった…?」
「かごめちゃん…絶対そんなことないよ?」
「もしかしたら…犬夜叉にはもう…想い合ってる人いるのかな…」
「でも…そんなおなご,われわれは知りませんなぁ」
「うん…ずっとかごめちゃんだけを思ってたんだと思うよ?」
「でも…」
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