Inuyasha

□文―ふみ―
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「…」


なにやら紙とにらめっこをしているかごめ。


「かごめーなにしてんだ?」


犬夜叉は眉間にしわを寄せて難しい顔をしているかごめの顔を覗き込んだ。


「さっきね,文をもらったんだけど読めなくて…」


古文は中学高校と勉強をしてきてはいたが、実際は教科書のような綺麗な平仮名ではなく,見事な崩した字でかごめにとっては読むのが困難だった。


「見せてみろよ」


犬夜叉はかごめからその文を受け取り,文章を目で追った。


「…これ,誰からもらった?」


「え…なんで?」


「いや…」


「何て書いてるの?」


「お前は知らない方がいい…」


「え…なんで?私がもらった手紙なのに…」


「お前は知らなくていいっつってんだ!!」


かごめに背を向けていた犬夜叉はかごめを見るとかごめはカタカタ震えていた。


「わりっ…かごめ」





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