Inuyasha
□初夏の夜
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かごめの言葉を聞いて犬夜叉はため息をついた。
「かごめ。それは桔梗のこと言ってるのか?」
「…桔梗もだけど,瞳子さまだって…」
「あのよ,巫女だって人間だ。弱み見せることも失敗することもあると思うぜ?」
「…そうかもしれないけど…」
「それ以上かごめに無理されたら俺の心臓がもたねえよ」
「そうなの?」
「あたりめーだ。足見せてみろよ」
「えっいいよ。大丈夫だって…」
「いーから!」
犬夜叉の押しに負け,渋々足を見せると血が滲んでいた。
「これのどこが大丈夫なんだよ」
「だって…」
「血出てんじゃねーか」
犬夜叉は文句を言いながら手当てを始めた。
そんな犬夜叉をかごめはじっと見つめていると,犬夜叉はその視線に気づき,顔を上げた。
「な…なんだよ」
「ううん。見とれちゃってただけ」
「は?//」
「私幸せだよ,犬夜叉」
満面の笑みで言われ,犬夜叉は抑えられなくなり,かごめに口づけた。
「んなこと言われたら抑えらんねーよ」
「///」
すると犬夜叉は火鼠の衣を脱ぎ始めた。
「えっ//ちょっ…ちょっと犬夜叉!」
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