Inuyasha
□キヲク
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「おまえ等はここにいろ!かごめは俺が探してくる!」
そういい残し,犬夜叉は鼻を利かせ,かごめの匂いを追った。
すると倒れているかごめを発見した。
「かごめっ!!」
かごめを抱き上げ,揺するが目を覚ます気配はなかった。
外傷はないかと確かめ,かごめを抱いて小屋に戻った。
「かごめ!?どうしたんじゃ!」
七宝がかごめを抱いて小屋に入ってきた犬夜叉に最初に駆け寄る。
「わからねぇ!倒れてたんだ」
「犬夜叉,ここにかごめを寝かせなさい」
楓がそう促し,犬夜叉はかごめを床に寝かせた。
「外傷はないみたいじゃが…」
楓はそう言いながら犬夜叉を見ると犬夜叉はなんともいえない顔をしていた。
「犬夜叉。今更自分を責めてもしょうがなかろう。しばらくはかごめのそばにいてあげなさい。」
「あぁ」
翌朝犬夜叉は一睡もせずに,飲まず食わずでかごめの手を握り彼女を見ていた。
「犬夜叉,少しは食べなさい」
「…」
「かごめちゃん目覚めたらすぐに出発するんだろ?」
「…」
弥勒と珊瑚がいくら声をかけても,聞こえていないのか無視しているのか,黙ったままだった。
するとかごめの目がゆっくりと開いた。
「かごめっ!!」
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