Inuyasha

□LIFE- イ ノ チ -
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『襲われた村』




「本っ当に大丈夫なんだな?」


「もう!大丈夫だってば!」


今朝からこのようなやりとりが続いているのは,紛れもなく犬夜叉とかごめ。

犬夜叉に妖怪退治の依頼が来て,犬夜叉本人はかごめが心配だからと行くことを躊躇い,かごめは自分が仕事の妨げになりたくはないので大丈夫だといい,もめ続けていた。


「犬夜叉,いい加減かごめちゃんの気持ち察してあげなよ。仕事しないと,家族が増えるのに生活していけなくなるよ?」


「わかったよ!珊瑚,頼むぞ!」


「大丈夫だよ。任せといて」












「まったくお前も心配性だな」


「し,しょーがねぇだろっ!また半妖の子が産まれる可能性が高えんだ!いつまた体調崩すか…」


「はいはい,わかりましたよ。さっさと片付けて帰りますか」


「おう!急ぐぞ!」


犬夜叉は言うなり一気にとばし,目的地までたどり着いた。

弥勒が依頼主から話を聞き,森を探し始めた。


「話によると巨大な妖怪が数体…普通の人間の槍や弓やでは聞かないらしい。」


「弥勒,本当に数体か?」


「…と言いますと?」


「来てるぜ,一匹だけだけどな」


そう言ったとき大きな音とともに巨大な妖怪が姿を表した。








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