Inuyasha
□LIFE- イ ノ チ -
23ページ/30ページ
『試練』
翌日―――
「おはよう,犬夜叉」
かごめの傍らで壁に背を預けて犬夜叉は眠っていた。
「おぅ…ってお前まだ起きたらダメだろーが!」
「大丈夫よ。もう…心配性なんだから」
「なっ…///」
「でも…ほんと,無事産まれて良かった…。」
「え…」
「やっぱ弓引いちゃったのがダメだったみたい。体力なくて長くなっちゃったの」
「そうか…」
犬夜叉はかごめをそっと抱き寄せた。
「犬夜叉…?」
「すまねぇ…。村に妖怪が迫っていることにもっと早く気付いていれば…。お前にばっかり辛い思いさせちまったな」
言いながらかごめを抱く腕の強さが強くなった。
「そんなことないよ。…ありがとう,犬夜叉」
すると傍らで眠っていた御姫が泣き出したのでかごめは御姫を抱き上げた。
→