Inuyasha
□LIFE- イ ノ チ -
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『仲間の存在』
翌日からかごめの体調との戦いが始まった。
「ゴホッゴホッ…」
「かごめっ!大丈夫か!?」
犬夜叉が駆け寄り,背中をさすってやりながら肩を貸した。
「うん…大丈夫。ちょっと気持ち悪くなっただけだから…」
「ははうえ…」
「犬夜叉,今日仕事は?」
「お前のこと言ったら,今日は弥勒だけで十分だからお前のそばにいてやれって弥勒が…」
「大丈夫なのに…」
「こんなに具合悪がってるやつが言うんじゃねぇよ。」
犬夜叉はかごめを布団に寝かせ,しばらく付き添っていると,やがて寝息が聞こえはじめた。
かごめの隣には結希も一緒に眠っていた。
「あ,いたいた!」
簾から顔を出し,声をかけてきたのは珊瑚だった。
「珊瑚,かごめなら…」
「いいんだ。様子見にきただけだからさ。それより弥勒から聞いたよ。おめでとう」
「あ,あぁ。わりぃな,弥勒1人で行かせちまって…」
「そんなの全然いいんだよ。たまには力仕事させないとね」
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