Inuyasha

□LIFE- イ ノ チ -
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『発覚』





それは結希が産まれて約1年たった春の朝のこと―――


「…っ!」


ガタンッ

バタバタ…


3人囲炉裏を囲んで朝食をとっているとき,かごめはどうしたのかいきなり茶碗を置き,慌てるように水場へ行った。


「ごほごほっ…」


「かごめ…?大丈夫か?」


「母上…?」


犬夜叉はかごめのそばに寄り,背中をさすってやった。


「うっ…ん…」


「風邪か?」


「わかんない…」


「とりあえず今日は仕事休め」


「だ,大丈…(先月から…きてない。もしかして…)」


「かごめ?」


「犬夜叉…」


かごめが犬夜叉を見上げると,犬夜叉はなぜかかごめの思っていることがわかった。


「お前…まさか!」


「わ,わかんない…とりあえず今日薬草取りに行くのやめて,楓ばあちゃんのとこに行ってくるね」


「なら俺も…」


「犬夜叉は仕事でしょ!結希がいるから大丈夫よ!」






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