Inuyasha
□夢か現か
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そこに手を翳し,障気を吸い取り始めた。
「か…かごめ…おまえ…」
「桔梗,気が付いたのね」
だいぶ障気を除いたからだ,とかごめは判断し,作業を続けた。
「やめろ…かごめ…だいぶ障気を吸い取っただろう?」
「そうね…でも少しでも障気を除かないと…」
すると桔梗はかごめの額にうっすら浮かんだ汗が目についた。
「かごめ…これ以上続けるとお前の命が危なくなる」
「…」
「かごめ…?」
「だ…大丈夫よ。これくらい…。…それより,…犬夜叉には…あいつには桔梗が…必要なの…。あんたしか…いないのよ。…っだから,…約束したの……命がけで…桔梗を助ける…って…」
途切れ途切れに言うかごめを見ると顔が真っ青で今にも倒れそうだった。
「かごめ!…もうやめろ!」
そう言う桔梗は死魂がなく,体が動かなく,かごめを止めることができない。
「桔梗…もう…大丈夫…。早く死魂虫が…いるところに…」
バタンッ
かごめはそのまま倒れてしまった。
その音で何事かと犬夜叉たちが入ってきた。
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