Inuyasha
□誤解
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「こんなこと言い出したの…そのせいか…」
「だって…!!」
「だったら…きっといい夢を見て桔梗なんて言ったわけじゃねぇ」
「え…?」
するとかごめを抱き締めた腕の力を強めた。
「50年前の…封印されて1人になる夢だった…」
「…っ!!」
「お前を探しても…どこにもいなくて……起きて夢だってわかって,どれだけ安心したか…。でもかごめの匂いを追って着いたのはここで…」
そこまで言うと犬夜叉はかごめの目を見た。かごめの肩を掴んだ彼の手は震えていた。
「帰りたくなったのか…?」
「…ごめんねっ!!犬夜叉!もうっ…もう1人にしないからっ!!」
「俺だって誤解させちまって…すまねぇ…でも愛してるのはかごめだけだ」
「うん…犬夜叉のこと信じるから」
そういって2人唇を互いに合わせた―――
Fin.