Inuyasha

□恋人気分
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「おせぇ!」と言おうとしたがかごめの姿を見て,言葉が続かなかった。
かごめが準備に時間がかかっていたのは浴衣の着付けのせいだと理解したのと同時にあまりのかごめの綺麗さに言葉を失った。


「犬夜叉…?」


犬夜叉は名前を呼ばれて我に返った。


「お…おぅ」


「(赤い火鼠の衣じゃぁ目立つよね…)犬夜叉も着替えてきてっ」


「おれはこのままでいいっ」


「だーめっ!ママが昔のお父さんの浴衣出してくれるって言ってたから!」


そう言われ,強制的に着替えさせられた。耳はバンダナで隠して,再びかごめの部屋に戻った。


「似合ってるじゃない!」


再びかごめの姿を見るとかごめは先ほどとは違って,髪を上げていた。


「(やべっ…)」


気がつくと犬夜叉はかごめをベッドに押し倒していた。


「ストップ」


「す…すと…?」


「止まれってこと。せっかく着付けてもらったんだからダメ!」


「ちぇっ」


ぶつぶつ文句を言いながら犬夜叉は素直にかごめの言うことを聞いた。


「犬夜叉!行こ!」


「あぁ//」


かごめの笑顔だけで機嫌が直ってしまう自分は単純だなと犬夜叉は自分でそう思った。


思った以上に今年は混んでいて人がたくさんいた。ある程度店を廻ってふと犬夜叉の顔を見ると辛そうな顔をしていた。








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