Inuyasha
□幸せ
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「え、あ!ごめん!なんでもないの!」
「なにかあったの…?」
3年ぶりに現代から戻ってきた彼女はいつも笑顔だった。だから彼女のこんな曇った笑顔は久々で珊瑚まで不安になった。
「うん…」
「犬夜叉のこと?」
「まぁ…ね。聞いてくれる?」
「もちろんだよ!」
と、かごめは昨日あったことを珊瑚に話した。
「かごめちゃん…」
「犬夜叉が幸せならそれでいい。でもその反面捨てられたくないって思う自分もいる。」
「なにかの間違いだよ!犬夜叉はかごめちゃんのことずっと待って…待って…やっと会えたのに、わかれるなんて、ありえないよ!」
「私は犬夜叉の気持ち考えずに戻ってきた。本当はどこかで想ってる人がいたかもしれないのに…。私は…」
かごめは一瞬躊躇ってまた言葉を発した。
「私は…戻ってくるべきでなかったのかもね…」
「!!!」
珊瑚は涙を流すかごめを抱きしめた。
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