Inuyasha

□幸せ
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「犬夜叉は…少なくても60年…70年くらいはずっと独りだった…やっと巡り会えた桔梗とさえも罠で恨みあって,封印された…。だから犬夜叉には我慢してほしくない…これからは毎日幸せであってほしいの…」


「かごめちゃん…だめだよ。かごめちゃんだって大切なものすべて現代に遺してまで来てくれた。かごめちゃんは私たちに仲間を与えてくれた。今の幸せがあるのもかごめちゃんのおかげなんだよ!だから…かごめちゃんも幸せにならなきゃダメなんだよ!」


「珊瑚ちゃん…ありがとう」









珊瑚は帰り道に妖怪退治に行っていた弥勒と犬夜叉に出くわした。


「珊瑚!今帰りましたよ!どこか行ってたんですか?」


「おかえり!かごめちゃんのとこに行ってたんだ。…なんか悩んでたみたいで…」


犬夜叉もそれを聞いて耳がピクッと動いた。


「犬夜叉…あんた,村の娘と口づけしてたんだって?」


「「!!?」」


「かごめちゃんは優しいから,あんたが幸せならそれでいいって言ってたけどね,私は許さないよ。桔梗のことがあったから,かごめちゃんは自分に自信を失してる。身を退くことに慣れちゃってる。…今ももう決心ついちゃってるんじゃ…」


珊瑚の話を最後まで聞かずに犬夜叉は急いで小屋に向かった。









「かごめ!!」


「犬夜叉!どうしたの?息切らして…すごい汗だよ?」


かごめは犬夜叉の汗を拭き始めた。





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