連載

□突然
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そして楓が眠りについた夜中もかごめは嘔吐がヒドく眠れず,犬夜叉も付きっきりだった。


「げほっ…げほっげほっ…ごめんね…犬夜叉」


「ばかっ…今は自分の心配だけしろっ…」


「うん…げほっげほっ…」


突然彼女はどうしてしまったのだろうか…まさか病なのでは―――と犬夜叉は苦しそうにしているかごめの背中をさすってやりながら思った。

やっとかごめは落ち着き,眠りについたとこで犬夜叉も眠り始めた。


翌朝―――

「かごめ!調子はどうだ?」


「まだちょっと吐き気がするけど…大丈夫よ」


昨晩嘔吐したせいかかごめの顔は青白かった。


「かごめ…昨日の今日だ。今日は休め。わしは大丈夫だ」


「うん…ごめんね」


そこで楓はハッとした。


「かごめ…お前まさか…」


「え…?」


楓の言おうとしていることをかごめはすぐに理解した。


妊娠―――


そんなはずはないと否定はできなかった。犬夜叉とは夫婦になってから何度も交わっている―――


「そう…かも…」


そんな2人の会話についていけない犬夜叉が割ってはいってきた。





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