連載
□恐れていた可能性
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ある日みんなで広い草原に来てのんびりしていた。
かごめのお腹もだいぶ大きくなってきて犬夜叉は心配だったが,彼女にもたまには外の空気を吸わせてあげたいと思い,2人は同行した。
「かごめちゃん!?」
珊瑚のかごめを呼ぶ声を聞きかごめを見ると,彼女は倒れていた。
犬夜叉はすぐさまかごめに駆け寄った。
「かごめ!!大丈夫か!?」
「かごめちゃん!!」
「犬夜叉!かごめさまを楓さまのところに!!」
「あぁ!!」
犬夜叉はかごめを抱え,楓のところへ急いだ。
「貧血?」
「あぁ。かごめはちゃんと食べてるのか?」
「それが…食べると気持ち悪がって…無理矢理食べさせたくもねぇし…」
「そうか…しばらくここにいるといい。かごめのためになる食べ物教えてやろう」
「悪ぃな」
しばらくして弥勒たちが来た。
「犬夜叉!かごめちゃんは?」
「かごめは大丈夫だ。貧血だって言ってた」
大丈夫だと言ってるわりには浮かない顔をしていた。
そんな犬夜叉を見て弥勒は声をかけた。
「犬夜叉…?」
「…俺がついていながら…かごめは…‥」
「犬夜叉,しょうがないよ。初めてなんだし‥…」
珊瑚はそのあとの言葉が続かず黙ってしまった。
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