Inuyasha

□2人の想い
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一行と秋時は茶屋に寄り,話し出した。犬夜叉は気に入らないらしく,近くの木の上で空を見上げていた。


「かごめさまは相変わらずお美しいです」


「もう北条くん,弥勒さまみたいなこと言うようになったのね」


「いいえ!法師さまのようにだれかれ構わず言うようなことはしません!」


「秋時の言うこと当たってるね…法師さま」


「こ,これ!秋時!余計なことを言うな!」


だんだん話が盛り上がっていき,神久夜との戦いのことなどを話していた。
かごめはというと,ずっと空を見ている犬夜叉が気になっていた。


「(犬夜叉…桔梗のこと考えてるんだわ…)」


一方の犬夜叉は先ほどのかごめの言葉のことをずっと考えていた。


「(かごめが秋時と夫婦になっちまったら俺は…また1人になるのか…?俺はかごめが好きなのに…)」


弥勒がかごめの目線の先の者に気づいた。


「かごめさま,行ってやらなくていいんですか?」


「い,いいのよ!きっと犬夜叉…今何かを真剣に考えてる…だから…邪魔したくないの…」


「かごめちゃん…(もしかして桔梗のこと…?)」


かごめの泣きそうな顔を見て,黙っていられなくなった七宝は声を張り上げた。


「こりゃー!犬夜叉ー!」


するとかごめは慌てて七宝の口を塞いだ。


「七宝ちゃん!ダメ…やめて…」


「かごめ…」





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