連載

□笑顔
1ページ/3ページ








翌日―――
珊瑚と弥勒,七宝はかごめの見舞いに来た。
かごめも昨日よりは体調が良いようで起き上がっていた。


「かごめっ!元気な子産めよ!」


「ありがと。七宝ちゃん」


「しかし,犬夜叉が親になるなんてなぁ…」


「な゙…なんだよ」


「なんか不思議だね。あんな子供っぽかった犬夜叉が親になるなんてね」


「わりーかよ!」


相変わらずぶっきらぼうな彼の物言いにかごめは思わず笑った。


「あ!かごめちゃんやっと笑った!」


「え…?」


「かごめの笑顔見ると安心するのう」


「本当ですね」


「そうだな…」


「みんな…ありがとう」


その時―――
腹に激痛が走り,かごめが苦しみ始めた。


「かごめっ!苦しいのかっ!?」


「楓さま呼んできます!」


そばにいたりんが小屋から出ていった。


「かごめちゃん!」


すぐに楓とりんは帰ってきた。


「かごめ!…産めるか?」


汗をびっしょりかきながらかごめは頷いた。





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ