連載
□笑顔
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翌日―――
珊瑚と弥勒,七宝はかごめの見舞いに来た。
かごめも昨日よりは体調が良いようで起き上がっていた。
「かごめっ!元気な子産めよ!」
「ありがと。七宝ちゃん」
「しかし,犬夜叉が親になるなんてなぁ…」
「な゙…なんだよ」
「なんか不思議だね。あんな子供っぽかった犬夜叉が親になるなんてね」
「わりーかよ!」
相変わらずぶっきらぼうな彼の物言いにかごめは思わず笑った。
「あ!かごめちゃんやっと笑った!」
「え…?」
「かごめの笑顔見ると安心するのう」
「本当ですね」
「そうだな…」
「みんな…ありがとう」
その時―――
腹に激痛が走り,かごめが苦しみ始めた。
「かごめっ!苦しいのかっ!?」
「楓さま呼んできます!」
そばにいたりんが小屋から出ていった。
「かごめちゃん!」
すぐに楓とりんは帰ってきた。
「かごめ!…産めるか?」
汗をびっしょりかきながらかごめは頷いた。
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