連載

□異変
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数日後―――
2人の子・結希は成長が早く,髪も生えてきた。


「髪の色は犬夜叉譲りの銀色で瞳の色はかごめちゃん譲りで黒なんだね」


「うん!」


結希を抱いた珊瑚は結希を見ながら,かごめに言った。
出産してから,また体調が良くなく,布団から出られないでいたかごめ。ふと結希を見ると結希の体の異変に気づいた。


「えっ!?うそっ!?」


「かごめ?」


「結希…耳が小さくなってるの!」


「ほんとだ!」


「…なんでだ‥?」


「わかんない…」


それを楓に診せるとしばらく様子を見ようということになった。


さらに数日後―――
朝起きると,犬夜叉は結希をじっと見ていた。


「犬夜叉…?どうしたの?」


「…‥結希は半妖だったんだ…」


「え…?」


眠っている結希を見ると,耳は完全に失われていて,代わりに頭にちょこんと犬耳が生えていた。


「ほんとだ…」


「かごめ…ごめんな」


「え?なんで謝るのよ!」


すると小屋に楓が入ってきた。


「かごめ,調子はどうだ?」


「大丈夫よ。楓ばあちゃん,結希ね…半妖だったのよ!」


「そうか。どれ見せてごらん」


楓は結希を抱いてみた。


「妙に成長が早いと思ったら,半々妖だったんじゃな」


「半々妖?…そっか!半妖と人間の子だもんね。」


「かごめ…お前いいのか?」


曇った表情の犬夜叉が聞いてきた。


「なにが?」


「だから…結希は半妖だぞ?」


「私は…正直結希が半妖でホッとしてる」


「は…?」


「犬夜叉との子供なんだって思えて嬉しいの!大丈夫よ。私たちでこの子守ろう?」


「あぁ…そうだな」







To be continued...

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