Inuyasha
□"ありがとう"と"ごめん"
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かごめの頬を濡らしている涙を犬夜叉が拭うと,かごめはドキッとして体をビクつかせた。
「なんだよ…」
そう言って笑う彼がいつも以上に優しかった。
「犬夜叉…」
「ん?」
「迎えに来てくれてありがとう」
「ばーか」
「へ?」
「こんな暗くなっても自分の女帰ってこなかったら誰だって心配するだろーが」
「…///ありがとう…」
「かごめ…」
「なぁに?」
「その…膝,かしてくんねーか?」
かごめはニッコリ笑って,正座に座り直した。
「どーぞっ!」
「…//」
かごめの笑顔に犬夜叉は真っ赤になった。
「…傷大丈夫?」
またかごめは申し訳なさそうに言った。
「大丈夫だって。俺は…」
「…?」
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