Inuyasha
□一緒に
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「犬夜叉の気持ちもわかるけど…お祓いあるから…かごめちゃんにも行ってもらいたい。」
「そう…だよな」
「犬夜叉…?」
かごめはいまいち話がつかめないでいた。もしかしたら自分は彼の足手まといになるのを犬夜叉は心配しているのではと思い始めた。
「犬夜叉…私,足引っ張んないように頑張るから…」
「かごめ,お前は弓の腕もだいぶあがった。足引っ張っるなんて思っちゃいねぇよ」
「じゃぁどうして…」
「…一緒に戦うのが怖いんだ」
「犬夜叉…あんたはかごめちゃんを守るって決めたんじゃないの?」
「そうだけど…」
「犬夜叉…だったら別行動にしよっか?」
「え゙!!もっとダメだ!!」
「じゃぁ一緒に行こう?」
どうもこの笑顔には弱く,思わず頷いてしまった。
翌日―――
「巫女さま,宜しくお願いします」
「いいえ…こちらこそ」
依頼人は大きな屋敷の家主だった。
「(…すごい邪気…気分悪くなりそう…)」
廊下を歩いてるとき,犬夜叉は隣を歩いているかごめの顔が真っ青になっていることに気づいて,小声で言った。
「顔青いぞ…大丈夫か?」
「うん…大丈夫。ありがとう。すごい邪気だから…」
「とにかく取り憑かれてる娘のとこに急がねぇと」
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