Inuyasha
□互いの罪
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着いたのは小さなお堂。中に入ってかごめを座らせた。
すると蛮骨はかごめの靴下を脱がせ,傷口を舐め始めた。
「ちょっと…///」
「血止まってねぇだろ」
そして白い布を巻いてくれた。
「これでよし」
かごめを見ると,顔を真っ赤にしていたので蛮骨はかごめの顔をじっと見た。
「な,なによ…///」
「お前…美人だな」
「何言って…んっ!」
蛮骨はかごめに強引に口づけた。
かごめも最初は抵抗していたが,蛮骨の優しい口づけを受け入れ始めて,背中に手をまわした。
「そんな顔すんな…」
「…え?」
ガタンッ
気がつくとかごめは押し倒されていた。
「…嫌か?」
「(そんな顔されたら否定できないじゃない…)」
かごめはそう思い,首を横に振った。
かごめの服を脱がし始めたとき,かごめが泣いているのに気づき,手を止めた。
「かごめ…?」
「嫌…じゃない。…嫌じゃないけど,ダメだよ。…私たちは敵同士なんだよ…?」
「…」
「それに…私は犬夜叉にどんなに裏切られても、犬夜叉を裏切りたくない」
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