Inuyasha
□互いの罪
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「…わかった。お前は犬夜叉を裏切っていない。俺がお前を襲うんだ。」
「蛮骨…」
「本当に嫌だったら助けを呼ぶんだな」
そう言って蛮骨はスカートの中に手を入れた。
「やっ!やめっ…」
かごめは口づけられて言葉を遮られた。
そこで蛮骨は手をスカートの中から抜き,行為をやめた。
「蛮骨…?」
「……来る」
「え?」
バンッ
勢いよくお堂の扉が開いた。
「かごめっ!」
「い,犬夜叉!」
犬夜叉はかごめを見ると涙目になっていて,服が乱れていて、どう見ても襲われたようにしか見えなかった。
かごめはそれに気づき,とっさに服を直して,涙を拭った。
「蛮骨…てめえっ!」
犬夜叉は蛮骨に殴りかかろうとしたが,かごめが止めに入った。
「犬夜叉っ!やめて!」
かごめは怪我のせいでうまく歩けずよろけてしまった。
「かごめっ!」
犬夜叉が間一髪で抱き留めてくれた。
「蛮骨は…」
かごめは蛮骨を見ると蛮骨は「言うな」とでも言うように首を横に振った。
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