Inuyasha

□君以外…
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「そうだけどよ…でも…桔梗は…」


「"桔梗は"?」


「かごめを殺そうとしたこともあった…」


「犬夜叉…」


「お前は桔梗と比べられるの嫌かも知れねーが,…お前は人を殺すことなんて知らなくて,綺麗な心を持っている。だが桔梗は…―」


そこでかごめは手で犬夜叉の口を塞いだ。


「…(かごめ…?)」


「やめて…?」


「…?」


犬夜叉はかごめの手首をつかんで口から手をはずした。


「犬夜叉には桔梗のこと貶す言葉言ってほしくないの…」


「かごめ…」


「…って…言わせたのは私よね。…ごめんなさい…」


「違う!」


「犬夜叉…?」


「わ,わりぃ…。でも…」


そこで犬夜叉はかごめをそっと抱きしめた。


「でも…俺は今が1番幸せだ。桔梗が生き返ったとしても,かごめがいなきゃ意味がねぇんだ」


「犬夜叉…私も同じよ。犬夜叉がいなかったらもう意味ない…たとえ現代に戻れたとしても…」





―お前以外なにもいらない



―あなた以外なにもいらない








fin.
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