Inuyasha
□安心する存在
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「大丈夫だ。さっき目を覚ました。今日はそこで休むか」
「え…だってまだ日高いよ…?」
「お前,まだ具合よくねぇだろ!(手だってまだ震えてる…)」
「大丈夫よ!それに慣れなきゃいけないことじゃない!」
「だぁー!みんな疲れてんだよ!とにかく今日はもう進まねえ!」
「…」
みんなを見るとピンピンしていて,疲れている様子などなく,彼が嘘をついていることはすぐわかったが,これが彼なりの優しさだと思い,かごめは黙って従うことにした。
夜―――
みんなが寝静まったころ,犬夜叉はかごめが震えてることに気づいた。
「かごめ…?大丈夫か?」
「ごめっ…。大丈夫…。平気だから」
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