Inuyasha
□包まれて
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そんなかごめを見て犬夜叉は自分の衣を思いっきり絞り,かごめにかけてやった。
「さみぃんだろ?湿ってるがちょっとはマシになるだろ」
「犬夜叉…」
「それに…///」
いきなり真っ赤になる犬夜叉。わけがわからないかごめは頭にハテナマークをいっぱい浮かべた。
「どうしたの?」
「その姿…弥勒に見せんなよ//」
「え…」
犬夜叉は雨で濡れてうっすらと下着が浮かびあがってる姿を弥勒に見せるなと言いたかったようだった。
かごめもそれがわかり顔を真っ赤にした。
「あ,ありがと…」
他の仲間たちはというと洞穴の奥へ進んで何か木の枝の代わりになるものを探しに行ってしまっていた。
「まだ寒いか?」
「ちょっとね…でも大丈夫よ」
「我慢すんな!今あいつ等が火点けれるもの持ってくるはずだ」
「うん…」
なおも震えるかごめに犬夜叉はかごめの肩を引き寄せ抱きしめた。
「これなら寒くねぇだろ?」
「うん…ありがと」
その日はかごめは犬夜叉の温もりに包まれて,犬夜叉はかごめの匂いに包まれて眠ってしまい、仲間たちもそんな2人を見て微笑ましくなり,そこで一夜を過ごすこととなった。
fin.