小説
□2人の関係
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今日も仕事が終わった。
同部屋の龍宮は着替えている。
久々に疲れた私は敵に破られ、汚れた服のままベッドに倒れこんでしまった。
・・私がしていることは、
本当に正しいのだろうか?
身分が違う私がお嬢様のそばに居てはいけない。
そう考えて生活してきた。
でも、お嬢様は私なんかに声をかけて下さる。
私が素っ気なく返事をすると、決まってあなたは寂しさを隠しきれてない、下手な笑顔でいる。
そんなお嬢様を残して私はその場を去る。
私はお嬢様の笑顔を守り続ける事が使命。
なのにあなたがそんな顔をしたら、私の立場がない。
私がお嬢様と今以上の関係を作る事は許されない。
お嬢様が私に声をかけて下さる事を辞めるまで待てば良いのだろうか。
私はどうすれば・・・・、
・・どうすればいいのか・・。
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