小説
□夢を見たから
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夕飯と風呂を終えて、後は寝るだけ。
しかし、ベッドではなく机に座り、頭を抱える。
最近は夜の仕事も忙しかった為、すっかり忘れていた課題の提出日・・。
「困ったな・・」
昔から剣の修行一筋だった為、勉強はあまり得意ではない。
幸い、今日は仕事が入ってない。
とりあえず、課題のプリントを取り出してシャーペンを持つ。
「・・・」
少しして教科書とノートも取り出して読んでみる。
「・・・」
わからない
授業中に真面目に聞いてないというわけではない、のに出来ないのはやはり勉強が得意じゃないのだろう。
「バカレンジャーか・・」
私も入れるんじゃないかと、ふと考えてしまった。
気を取り直してプリントに視線を向ける。
「・・・」
なんで今日に限って龍宮はいないんだろう・・
「・・困ったなぁ」
コンコン
ドアの叩く音がした。
龍宮か?
なんでわざわざノックなんか。
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