小説
□インタビュー
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コンコン♪
「どうぞ」
お、誰が来たのかな。
「失礼しまーす」
「どうしたんですか、朝倉さん」
宿題をしていた刹那は慌ててノート類を片付けて立ち上がり、少し驚いた顔をしてドアの方を見ている。
朝倉か。
「いや〜。修学旅行で話せるようになったし、桜咲さんとお話しようと思ってね♪」
「お話・・ですか?」
「あっそんな固くならないで。ちょっと聞きたい事があるだけだから」
「そうですか。どうぞお座り下さい。只今お茶をお入れします」
「あっ別に大丈夫だよ〜。おかまいなく」
・・と言ったが、刹那はお茶を入れて持っていく。
2人で座って、落ち着いたらしく、
「それで、お話とは?」
「あ、実はね〜。修学旅行以来に桜咲さんのファンが出来て、桜咲さんをよく知りたいって人がいるのよ。記事にしてもいいかな?」
「・・えっと、そういうのはちょっと・・」
「お願い!報道部の、いや、クラスの皆のためにっ」
「えっと・・クラスの皆様には迷惑をかけてしまいましたし・・。・・わかりました」
「本当っ?ありがとう桜咲さん♪」
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