小説


□インタビュー
1ページ/3ページ





コンコン♪

「どうぞ」


お、誰が来たのかな。



「失礼しまーす」


「どうしたんですか、朝倉さん」

宿題をしていた刹那は慌ててノート類を片付けて立ち上がり、少し驚いた顔をしてドアの方を見ている。

朝倉か。



「いや〜。修学旅行で話せるようになったし、桜咲さんとお話しようと思ってね♪」

「お話・・ですか?」

「あっそんな固くならないで。ちょっと聞きたい事があるだけだから」

「そうですか。どうぞお座り下さい。只今お茶をお入れします」

「あっ別に大丈夫だよ〜。おかまいなく」


・・と言ったが、刹那はお茶を入れて持っていく。


2人で座って、落ち着いたらしく、

「それで、お話とは?」

「あ、実はね〜。修学旅行以来に桜咲さんのファンが出来て、桜咲さんをよく知りたいって人がいるのよ。記事にしてもいいかな?」

「・・えっと、そういうのはちょっと・・」

「お願い!報道部の、いや、クラスの皆のためにっ」


「えっと・・クラスの皆様には迷惑をかけてしまいましたし・・。・・わかりました」

「本当っ?ありがとう桜咲さん♪」






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ