小説
□帰り道
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「それじゃ、皆さんさようなら」
「さよーならー」
「また明日ねーネギ君っ」
「ネギ君ばいばいっ」
みんな帰りの準備をしている。
私も鞄にノート類をつめて鞄の口を閉める・・と、いつもの声。
「せっちゃーん、帰ろ」
「はい、お嬢様」
いつもの返事。
「なんかお腹減ったわ〜。どっか食べ行かない?」
「ええな♪どこ行こか」
「アスナさんっ」
「え?何よネギ。あんたも行きたいの?」
「・・・」
ネギ先生は一枚の紙を差し出し、受けとるアスナさん。
「え・・・ちょ・・補習〜っ!?」
「・・頑張りましょうアスナさん」
「え〜・・そんなぁ・・」
うなだれるアスナさん。
「あ、アスナ、美味しいご飯作っとくから!な?頑張ってな」
「・・あの、頑張ってください!」
お嬢様と私も励ます。
「うぅ・・分かったわ。・・やってやるわよ〜ネギ〜」
ネギ先生とアスナさんを残して、私とお嬢様は教室を出た。