学園アリス長編
□16話
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3日目
パフォーマンス祭
流)「絶対来るなよ!!」
何度も念押しされたものの…
『棗…流架の劇見に行こうv』
棗)「あぁ。」
行きます。
「白雪姫やぁ〜!!」
流)「来るなって言っただろー!!!」
舞台裏では蜜柑たちが騒いでいる。
そこには、ドレスを着た流架。
『へぇ〜流架、白雪姫なんだぁ〜。』
流)「夕葉…何で来たの?」
『えっ、流架が見たいから☆(ニコッ』
流)「……///〜でも…。」
『可愛いよ、流架の白雪姫vまぁ…どうせなら、王子様をやりたいところだけどね…;』
流)「そうだね…;」
『流架が王子様やったらカッコイイのに…』
流)「〜〜〜///(夕葉にカッコイイって言ってもらえるなんて…嬉しすぎる…)」
『(流架、本気で可愛い。絶対、私より可愛い!!!)』
鳴海先生は劇について説明中。
「ルカ君演じる“白雪姫”と正田さん演じる“眠り姫”が王子をめぐって繰り広げるスペクタクルラブロマンって感じかな〜〜〜?」
「パーマが眠り姫!!??」
みんな驚いていた。
『(まぁ見れば分かる事だ!!!)』
心読み君が持っている箱が気になる。
これはもしや…
『ねぇ、それ何?』
「これ?技術系の恨み屋本舗で買った“強力ひっつき玉”。熱と衝撃を与えると爆発してその粘液がつくと約1時間はひっついて剥がれないの。嫌なことする奴に投げたらおもいろいかなーと思って」
『へぇ…(恨み屋本舗って…;)』
「1個あげようか?」
『遠慮しとく。…蜜柑もらっといたら?』
「えー別にウチ投げたい奴なんておらへんしなー」
と、言いつつも、目ではしっかり棗を見る蜜柑。
『(投げたいわけね…;しかも、しっかり貰うと…;)』
そこに…
「下の人、危ない!!!」
ガシャーンッッ