るろうに剣心長編

□肆話
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昼食を終える。(本当に左之助来なかった…。)


『(そして弥彦も居なかった…。)』

薫)「美味しかったー」

剣)「それは良かったでござる。(結局3人…)」



『少し、出かけてきます。』

剣)「大丈夫でござるか…??」

薫)「案内しなくても大丈夫??」

『夕方には戻ってきます。薫さんは稽古があるだろうし、緋村さんは家事を頑張ってください。』



『…ね、専業主夫さん。』

薫さんが顔を赤らめた。

剣)「拙者は、まだ夫では…」

『近い未来そうなるんだから、否定しなくていいじゃないですか。それじゃ。』



妙な雰囲気の2人は放っておこう。




部屋に戻ると鏡の前で、髪型を整える。


剣心がくれた櫛でとかし、左之の買ってくれたリボンをつける。



『(…にしても鏡があってよかった。)』

こんなものも書庫にあった。
(書庫っていうよりは、倉庫だったんじゃあ…)


『(これが売れたら、色々買おう…。)』


さっき書いた小説を側に置く。



『(あ、刀…)』

でも、廃刀令違反だよねー…



『(警察に届出出すか…ダメ元だけど。)』

私、身元確認取れないだろうし…。





鏡で全身を確認して『よし。』と呟く。


小説と多少のお金を持ち、外に出た。






『緋村さん。』

剣)「夕葉殿…何か??」


昼食の食器洗いをしている剣心の側に行き、

『少し出かけるんですが…緋村さん、逆刃刀と一緒に私の刀置いてもらっていいですか??』

剣)「刀は持ち歩かなければまずいのでは…??」


『それじゃあ、廃刀令違反なので。』

剣)「(廃刀令違反の人←)」



『それじゃあ、今日だけ、お願いします。
まあ…ダメ元なんですけど、警察に申請してきますから。』



剣)「(苦笑)」



『それじゃあ。』










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