るろうに剣心長編
□捌話
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後日、赤報隊の人が爆破などの事件を起こす…
という、情報が新聞の記事に載った。
『……。』
相楽隊長の錦絵が落ちているなんて…
そんなの、赤報隊を利用しているだけだ。
『(津南さんの絵をそんな事に利用するなんて…)』
『…で、津南さんの錦絵がたくさん売れた場所は分かったんですか??』
津)「お前は…??」
『「誠の雪月・桜月」の作者です。中島優希。本名は明日奈 夕葉^^』
『…あなたの仲間、左之さんの…知り合いです。』
津)「知り合い…??」
『いつも、私のご飯を食べて生活してるのが左之さんです。』
津)「(それで知り合い…??)」
『…私も連れて行っていただけますか??』
津)「関係ない者を…」
『いや、ついて行きます^^』
もう、聞いている暇は無い。
『(剣心について行ったら、何も出来ないし…)』
もうすぐ、アイツがやってくる。
『(その時までに…)』
確実に、自分の腕を確かめておく必要がある。
少し強引だが…
左之さんが既に乗り込んでいる。
『私が相手だ、来い。』
「女じゃねーか、お前が相手??」
左)「夕葉?!」
『(沖田先生、私…みんなを守るために強くなります。)』
私は、必死で戦った。
津南さんが炸裂弾を投げ、「左之!!明日奈!!」と名を呼んだ。
津)「錦絵をまとめ買いしたヤツを追って、やっと
『雑魚どもは片付けましたけど??』
左)「後はお前だ!!」
銃を構えたヤツに向かって言い放つ。
「お前達の死体を強盗事件の現場に転がしておけば、赤報隊がやったという動かぬ証拠になる。」
彼は「よく現れてくれた。」とニヤリと笑い、左之をめがけて銃を放った。
津)「左之!!」
左)「カズ!!」
津南さんが左之を庇い、左之助はヤツを倒した。
左)「10年経ってもお前はバカヤローだな。」
津)「お前もバカヤローだ。」
「ここだー、この家だー!!」
『(警官だ…。)』
私達はその場を去る。
左)「…夕葉、何であんな無茶したんだ??」
『アンタが怪我するのを防ぎたかった…それだけ。』
左)「おめー、必死だったから気付かなかっただろうけど…髪…」
『ああ、知ってた。』
私の髪は、乱闘の中で短くなっていた。
髪がほどけた瞬間に斬られたんだな…。
『左之さんは、津南さんと話があるでしょ??私、先に帰るから。』
左)「危ねーよ、こんな夜に歩いてたら、遊女だと思われて買われるぜ??」
『大丈夫、そう思って、ボディガード呼んであるし。
それに私、そこらへんの男には負けない自信あるし。』
左)「まあ、さっきの様子見てたら、そうみてえだな…」
『それなりに活躍したでしょ??^^』
左)「おう、サンキュ。」
『それじゃ、…行きましょうか。』
私はボディガードの腕を取る。
左)「お、おい、引っ付きすぎだ!!」
『左之さんには関係ないでしょ。』
左)「関係あるんだよー!!」
その後は、左之さんの声に耳を傾けずに、彼と歩いた。
今頃、左之さんと津南さんは…
『(政府のテロについて話してるな…。)』
「あの〜…」
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