その他短編

□文化祭で青春するなら演劇やるって決まってんだろぉがぁぁ!!
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その言葉に、教室は一時静まり返る。


桂くんが立ち上がる。

桂)「よく言ったぞ。銀と…いや間違えた、銀八。俺もそれを言いたかったのだ。」

銀)「いや、何で上から目線…??」



エリザベスさんが【賛成】の札を上げた。








晋)「それなら、姫は夕葉、王子が俺で決まりだな。」


名前を呼ばれて振り返れば、高杉くんがこう言った。


『え??』

何を根拠に決めたのか分からない。
しかも王子と姫が出てくるような話になることは決まってないし、

むしろ…演劇とも決まって無いよね…??






銀)「え、高杉居たの…??」





銀)「いっつも居ねェじゃーん。何で今日に限って居んだよー。もう出席簿に欠席って書いちゃったよー。面倒だから休んだことにしてくれ。つーか今すぐ帰れ。」


新)「高杉くんの扱い酷ォォ!!!」



晋)「欠席ってことでもいいからよォ、」

新)「いいのかよ!!アンタ、それでいいの?!」



晋)「詫びに俺が王子で夕葉が姫役を了承しろや。」

新)「何、その交換条件!!明日奈さんやりたいとか言ってないから!!明日奈さん、かなりのとばっちりだから!!」




高杉くんが立ち上がり、「銀八ィ。」と言いながら、ククッと笑ってみせる。

晋)「何で俺が今日、ここに居るか教えてやろぉか??さっき聞いたよなぁ??何で居るのかって、」


新)「え、聞いたけどさ…ただ単に言いたいだけだよね…??」





晋)「昨日も、夕葉からメールが来たんだよ。もうすぐ文化祭だから、そろそろ来たほうがいいんじゃないかってなァ!!」


『(高杉くん、怖い…。、)』←

高杉くんは、目を見開く。



新)「何で、そんなに誇らしげなんですか…??いや、分からなくも無いですけど…。」









銀)「…面倒クセェ奴だなァ。仕方無ェ。出席したことにしといてやるよ。」

新)「してやるって、出席してるから!高杉くん、ちゃんと来てるからね!!
つーか、アンタが1番面倒くさいわ!!」








そして、何故か…この勢いのまま、演劇を何にするかが皆からの挙手で言われるようになるのでした。














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