その他短編

□落し物
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歳)「…お前、変な格好をしてるな。」

『私が居た世界では、これが普通だったので。』


少女の目は強かった。




新)「スゲー、あの土方さんに、あの目…。」

左)「さすが、沖田さんの連れてきた女…」

平)「…でも、メチャクチャ可愛いぞ??」




総)「ひじかたさーんw」

歳)「………。」←嫌な予感しかしない





『…??』


総)「これ、飼いたいなw」

歳)「…は??」

『はい…??』






『(ぺ、ペットですか…??)』




総)「気に入っちゃったんだもんw」

『いや、気に入ったから飼うと言われましても…』

総)「だって、帰るところあるんですか??」



『…ここ、どこですか??』

総)「京都の壬生です^^」


『(ど、どこ…?!)』






『(…それに、ここ、現代じゃない…。)』


その瞬間、腕時計を思い出す。


『(違和感…。)』




歳)「総司、気に入ったから置いておけるほど、ここは…」

総)「甘くない…でも、彼女、全然、いい人っぽいですしーw」

鉄)「うん!!(少なくとも副長より…←)」




『………。』



その立ち姿に、違和感を感じない者など、沖田と鉄くらいだろう。

現代の制服と、何やら持っている紺色の物体。
髪の結い方もおかしいし、それにこの腕についている時計のようなもの…。



「「「(メチャクチャ怪しい…。)」」」






総)「僕の小姓って事で^^」

『…?!』



小姓…って、雑用係ですよね??




左)「色小姓じゃなくて…??」

『色小姓って何ですか…??』


歳)「夜のお相手だ。」

『…死んでしまえ。』←




「「「(鬼の副長に…死ねって…!!)」」」




歳)「(な、何故俺が…??)」←とばっちり





総)「そういう事で、よろしくお願いしますw」

『…私、了承してないんですが。』

総)「だって、行くところないんでしょう??」



『………。』





案外、こんな簡単に明日奈 夕葉の仕事が決まった。





『私、…何も出来ませんよ??』

はっきり言って、料理無理。
感情的になるから忍も無理。
剣術なんてやったこと無い。




『(経験無いから、色小姓さえ務まらないよ、きっと…。)』








総)「大丈夫ですよw」

『じゃあ、別に私じゃなくても…』

総)「何かを感じたんですよ。」

歳)「何かって…??」


総)「さあ…??」

『……??』






この時、沖田さんの言う意味を分かる者は1人も居なかった。

本人でさえも、理解していなかったのであった。





歳)「(何故、俺が…元はといえば、原田が…。)」








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