御題小説

□確かに恋だった:「腹黒君にビビる彼女のセリフ5題」
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2.あれ? わたし悪くないよね?



操)「…それで、瀬田君と来た訳かー…。」

『そういう訳なんです。勘違いしないでね。』

操)「だいじょーぶ!!」


親友の操は、グッと親指を突き出した。

あなたが一番、変な噂を振りまきそうだから言ってるんですよ…。


四乃森蒼紫先生が来ると操が先生に飛びついた。


操)「蒼紫様〜Vv」

蒼)「先生と呼べ。」

抱きつかれても、四乃森先生は冷静だ。

『(まあ、デレデレしてたら問題なんだけど…。)』←


操)「だって、夕葉が瀬田君と仲良くするからつまんないんだもん…w」

『(いやいや、人をダシにすんな…!!)』



『って、違ッ…別に仲良くして無…』
と、否定すれば、その隣には神出鬼没の瀬田宗次郎。

宗)「へー…僕達、四乃森先生、公認の仲になっちゃいましたねw^^」

『え、違うよね。瀬田君も否定してよ。』

宗)「だって、僕は全然困りませんからね。」

『私は、困る。』

瀬田君が黙る。何か妙な雰囲気になったな…。


宗)「ふーん…。」

『(何か、ヤバイ事言ったような気持ちになりました…。)』

あれ? わたし悪くないよね?

…この罪悪感のようなものは一体…。


蒼)「よし、授業を始めるぞ。」

瀬田君に席に座るように言おうと思ったら、既に姿を消していた。

『………。』

「先生には適当に言い訳しておいてください。僕は志々雄さんのところに行ってきまーす。」

と、またメモが残されている。
このメモも、もう毎日のように使いまわしだ。


『(何で私が…。)』
と、思いながら、何故か毎日私が言い訳を考えている。

(そして、その後、こう言っておいたから、と伝える)


何で、志々雄先生(不良教師←)のところになんて行くかなー…。
どちらかと言えば、瀬田君は緋村先生の方が似合う気がするんだけど…。


『(まあ、私が決める事でもないんだけどね。)』

そして、授業も終わり…。



左)「なあ、夕葉。次、斎藤の授業当たるんだ!!」

必死な形相をした、相楽君は私に「この問題の答えを教えてくれ」と頼んできた。

私は、クスッと笑いがこみ上げる。
『(斎藤先生の授業になると必死だよね…。)』

私は相楽君の前の席に座り、とき方を教え始めた。



宗)「夕葉。」

『ワッ、瀬田君……え、怒ってらっしゃる…??』

何か、また目が笑ってないようなんですが…。

私は瀬田君に腕をつかまれる。


宗)「何やってるんですか??」

『相楽君に勉強を教えてただけ…』

宗)「へー、ふーん、そっか、そっかー…」

何ですか、怖いんですけれども…。






『あれ? わたし悪くないよね?』










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