学園アリス長編
□01話
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「じゃぁね〜」
私と、友達の裕翔はバス通。
裕翔とは同じバスだけど、彼女は私よりも先に降りる。
『ばいばい。また明日ねぇ〜』
手を振った後、睡魔が襲ってきた。
『(昨日も夜遅くまで勉強してたもんなぁ…)』
私の家は、終点の近く。
終点で降りれば良いからまぁいいや♪と思って、睡魔に勝てず眠ってしまった。
《お父さん…お母さん…何で…?私を置いていかないで…!!!お願い…。私を…1人にしないで…!!!##NAME4##も…何で、帰って来ないの?早く帰って来てよ。いつもみたいに「ただいま!」って、明るい笑顔で…ねぇ、何で?どうして、みんな、私を1人にするの?》
「…点、終点でございます。」
目を開ける。
『嫌な夢…。何で…?』
バスから降りた私。
運転手さん曰く、かなりうなされてたらしい。
『怖かった…。』
私は、1人で呟いた…。