□悲しみの連鎖
1ページ/5ページ
次の日
「雪羽おはよー♪」
「あっおはよー明海」
少し重い足を動かせながら合流したいつもの場所---。
それでも私はこれからも前に進んでくつもりだったんだ。
「あっにーのーみーやーくーん!!」
明海が元気よく和也の名前を呼ぶ。
少しびくついた私だが
いつもどおりに振る舞った。
「おそーい!!」
「わりぃわりぃ
昨日少し仕事でさ……。」
「そだったんだ?大丈夫?眠くないわけ?」
「ゲームの時より楽勝な眠気ですよ♪」
「……………なんか心配して損した気分……。」