なんとかなる…さ
□かなわない
1ページ/1ページ
速水の家に遊びに行くとついつい長居してしまう。
「じゃ、そろそろ帰ろっかな」
「え…」
速水は何も言わずに、ただ見つめてくる。
「なに?」
そう言っても何も言わない。でも何を言いたいのかは分かる。分かってわざと聞く。
「口にしないと分かんねぇよ」
「……ないで」
「え?」
意地悪そうに言うと、速水は今にも泣き出しそうな瞳で見つめてくる。この瞳に勝てたことはない。
「ごめん、俺が悪かった」
抱きしめると、速水は照れながら抱きしめ返してくれた。
「速水、今日、泊まっていい?」
「いい、けど…」
「大丈夫。ちゃんと親に連絡してるから」
一緒に寝ような〜って言うと速水は真っ赤になってそっぽ向いた。その姿が可愛くて、ついキスをした。
「は、浜野!!」
「あはは、ごめんごめん」
明日は一緒に釣り堀に行こう。
そう言ったら、速水はうんと頷いた。
END
####
こまめさんと相互リンク記念、浜速でした。
キャラ違ってごめんなさい(> <)