落乱
□2.5話
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雷「ねぇ三郎」
雷蔵が上の空な三郎に話しかけた
三「ん?どうかしたか?」
雷「どうかしたか、じゃないでしょ?」
三郎の向かいに座った雷蔵が心配そうに訪ねる
雷「何で***先輩と一言も話さなかったの?」
少し沈黙が続いて三郎が口を開いた
三「だって...ずっと...今だって.....」
やっとの思いで紡いだ言葉が途切れた
三郎は机につっぷして「あー」と唸っている
でも...私には分かるよ三郎
ずっと君の隣に居たんだから
雷「三郎、耳、紅いよ?」
三「...うるせー...//」
教室の窓の外には桜の花弁が舞っていた
。