落乱

□2.5話
1ページ/1ページ




雷「ねぇ三郎」

雷蔵が上の空な三郎に話しかけた


三「ん?どうかしたか?」
雷「どうかしたか、じゃないでしょ?」


三郎の向かいに座った雷蔵が心配そうに訪ねる


雷「何で***先輩と一言も話さなかったの?」

少し沈黙が続いて三郎が口を開いた



三「だって...ずっと...今だって.....」


やっとの思いで紡いだ言葉が途切れた

三郎は机につっぷして「あー」と唸っている


でも...私には分かるよ三郎


ずっと君の隣に居たんだから



雷「三郎、耳、紅いよ?」

三「...うるせー...//」





教室の窓の外には桜の花弁が舞っていた







[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ